漆喰について
漆喰は、石灰に海草糊やスサ(麻の繊維や紙などを細かく切ったもの、又は川砂)を混ぜてペースト状にしたものです。
漆喰の特質は、何といっても防火性です。それゆえ財産を守るため、土蔵に使われました。また、優れた吸放湿性があり調湿するので
季節の変化に耐え、カビがつきにくいという性質もあります。
今でも押入れの壁によく使われるのはこのためです。つまり漆喰は、気候が季節ごとに変化する日本にふさわしい建材なのです。
そのほか遮音性や遮光性にも優れています。漆喰というと白い壁が主流ですが、今では何十色と色も豊富で、仕上げのコテの使い方で荒目や凸凹を出して質感を与えることができます。
珪藻土(けいそうど)
珪藻土とは、太古の植物プランクトンの遺骸が永年にわたって堆積してできた土であり、小さな粒子の中に無数の孔質(空気層)を抱えているため、室内の湿気を適度に吸放出し、湿度をコントロールします。
また結露やカビを押さえ、ダニの繁殖も防止することが出来ます。
消臭効果もあるので、室内の悪臭や化学物質を吸着するので消臭壁としても最適です。高い吸放湿性能と森林酵素がもつ活性酸素を消去する効果と、イオン鉱石がもつマイナスイオン効果で健康に害を及ぼすシックハウスを解消します。
梅雨のような天候でも洗濯物は室内で十分乾燥します。
ジョリパット
ジョリパットは、天然の土を使用した塗壁材で、土そのものの色・質感により、奥行き感と温かい肌触りを壁面に与えてくれます。
自然素材を用いているにもかかわらず、優れた耐久性(表面強度・ひび割れ追従性・耐水性・接着性)、調湿性能を有します。
また、色褪せしにくく、色合いや質感を長時間保持する高い耐久性をもつので、塗り替え回数が少なくてすみ、メンテナンスに費用がかからない経済的な素材といえます。
ひとつの材料で内装にも外装にも施工でき、豊富なカラーバリエーションも魅力のひとつです。